こじゃんと好きやき
【あらすじ】
「俺のこと、愛しちゅう?」
「それは…好き、だよ……藤岡、これで満足か?」
「近衛先生、もーいっかい」
「もーいっかいって…好きだ。愛してる」
「へへ……先生、もっともっと、もーいっかい」
「藤岡が好きだ。……なぁ、もういいか。さすがに、照れるんだが……」
多忙ですれ違う日々を過ごしてた近衛と藤岡は、ようやく休みが重なる夜に藤岡の提案でささやかな宅飲みを開催する。
息抜きができない性格の近衛は緊急オペや急変をしきりに気にするが、藤岡はそんな近衛を上手くリラックスさせ、二人で酒杯を開けていく。
元気なわんこのような可愛さとは裏腹に、なかなかのハイペースでビールや日本酒を煽る藤岡。
久しぶりの恋人とのひとときに、嬉しさから気も緩み、常より早く回ったアルコールから言葉に土佐弁が混じりながらもだんだん甘えたになり……。
「近衛先生。俺に告白してくれたお礼に、気持ちいことしちゃお」
【キャラクター】
攻め:近衛 俊樹(このえ としき) 34 歳
幼少期に母親を病気で亡くしており、そのことをきっかけに医師を志し、私立大学病院で外科医となった。
相当な努力を重ねて今に至る努力家で、現在も医師としての勉強はもちろん、健康管理にもしっかりと気を配っている。
周囲からは顔や体格のよさや、おごらない性格、高学歴や実績に「イケメン天才外科医」だと持てはやされているが、それを目当てに近寄ってくる女性が多いため、
内心、迷惑している。外科医としてすぐに勤務できるよう、アルコールは香りを楽しむ程度だったが、修一に「休日くらいは楽しく飲みましょうよ」と誘われるようになってからは、
人並み程度に飲んでいる。
受け:藤岡 修一(ふじおか しゅういち) 28 歳
私立大学病院で働く、精神科医。高知出身。お酒の席や動揺したとき、つい、方言が出てしまうことがある。
笑顔が可愛く、大人にも子どもにも好かれやすい。あちこちで愛嬌を振りまくためか、周りからよく犬っぽいと言われている。
近衛と同じく、幼少期に病気で母親を亡くして外科医を志したものの、授業や解剖実習、研修を重ねるごとに、生理的に血液や臓器を受け付けないことが判明し、精神科医となった。
最初は外科医になれず悔しい気持ちもあったが、患者と接するうちに誇りに思うようになった。近衛のことは医師としても人としても尊敬し、恋人として大切に思っている。
近衛が真面目さから息抜きができていないことを心配しており、よく気晴らしに家に招いては料理を振るまい、宅飲みをしている。
【作品に含まれる要素】
医者/同僚/クール攻め/恋人同士/わんこ受け/方言/土佐弁/甘々/宅飲み
イラスト:乾田 万作さま
シナリオライター:逢花 ひとは さま
近衛 俊樹 CV:菜花朔さま
藤岡 修一 CV:夜乃 かずお さま